今回は、マザーテレサの詩を紹介します。
“Do It Anyway”
あなたの中の最良のものを
1
People are often unreasonable, irrational, and self-centered.
Forgive them anyway.
人は不合理、非論理的で、利己的です。
気にすることなく、人を許しなさい。
2
If you are kind, people may accuse you of selfish, ulterior motives.
Be kind anyway.
あなたが善をしたなら、人は利己的な目的でそれをしたと批難するでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
3
If you are successful, you will win some unfaithful friends
and some genuine enemies. Succeed anyway.
あなたが目標を達成しようとするとき、邪魔立てする人や敵対する人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
4
The good you do today will be forgotten tomorrow.
Do good anyway.
今日の善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。
5
If you are honest and sincere people may deceive you.
Be honest and sincere anyway.
あなたが正直で誠実にあろうとするとき、人はあなたを騙し気づつけるかもしれません。
気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい。
6
What you spend years creating, others could destroy overnight.
Create anyway.
あなたが長年築き創り上げたものでも、一晩のうちに壊されることがあるでしょう。
気にすることなく、作り続けなさい。
7
People really need help but may attack you if you do help them.
Help people anyway.
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい。
8
Give the best you have, and it will never be enough.
Give your best anyway.
あなたの中の最良のものを この世の中に与えなさい。
たとえそれが十分でなくても、気にすることなく
最良のものを この世に与え続けなさい。
☆
In the final analysis, it is between you and God.
It was never between you and them anyway.
最後に振り返えると、あなたにもわかるはずです
これらは、あなたと他の誰かの間のことであったことは、一度もなく、あなたと神との間のことであったということに。
マザーテレサは、「カルカッタの〈孤児の家〉の壁に書かれた言葉」として、ケント・M・キースの「逆説の10ヵ条」の中から、8か条を引用し、加筆したものといわれています。
この逆説のもとになった「逆説の10ヵ条」は、ケント・M・キースという1949年生まれのアメリカ人が大学2年の19歳の時に「リーダシップのための逆説の10ヵ条」として書いたもので「マザーテレサも感動した世界最高の処世訓」と言われています。
(「それでもなお人を愛しなさい -人生の意味を見つけるための逆説の10か条」(ケント・M・キース著 大内博訳 早川書房刊))
私たちは行動を起こすときに100%気持ちや準備が整っていなければしてはいけないんじゃないか?と考え、尻込み、石橋をたたき続けたり、時間をかけてしまうこともあります。
また行動を起こしても、壁にぶち当たったり、邪魔や揶揄により簡単にし続けることを止めてしまいます。
しかし、心の声はそんな簡単にあきらめてくれません。
そしていつまでもくすぶり、現状の不満やストレスの種になります。
心の声に従って、100%思い通りの結果が得られなくても
1%でも心の声に従って「し続けること」
これがマザーテレサが身を持って、人生をかけて行ったこと。
そして彼女自身も愛を与えた人々も幸せに過ごせたこと。
さて皆さんは自分の心の声に、何%従って過ごせていますか?