エゴグラムについて(1)

J戸越銀座クリニックでよく使う心理テストの一つに、「TEG2」(通称テグ)があります。



このテグは、日本の精神科では最もひろく使われている心理テストの一つで、エゴグラムと呼ばれるタイプの心理テストの一種です。


エゴグラムとは、ご自分のエゴ(自我)の状態、つまりご自分の考えかたや感じかた、行動のパターンを図式で表すことによって、ご自分を客観的に見直してみようという目的でつくられたものです。



エゴグラムでは、人間の考え方や感じ方、ふるまいには、大きく分けて以下の5つの側面があると考えます。


①A(大人の心)

②CP(きびしい親の心)

③NP(やさしい親の心)

④FC(自由な子どもの心)

⑤AC(従順な子どもの心)


テグの施行の際は、まず患者さんに日頃の行動パターンについて、53項目の質問に答えていただきます。


次に、それらの質問についての答えを上記の5つの側面ごとに分けて得点化して、「その患者さんの中でどの側面が強くて、どの側面が弱いか」といったパターンが一目でわかるよう、グラフにします。


それから、そのグラフを前に置いて、患者さんご本人と医師ないしは心理士が、患者さんの考え方や感じ方の傾向についてお話をする、といった流れになります。



次回は、エゴグラムの5つの側面について、ご紹介いたします。