2017年2月26日

発達障害

近年、『発達障害』という言葉が急速に注目をされています。

中でも『大人の発達障害』というものが周知されてきつつあります。

 

実は、発達障害には大きく3つのカテゴリーが存在します。

1つ目が『自閉(スペクトラム)症

2つ目が『注意欠如・多動性障害(AD/HD)

3つ目が『(限局性)学習障害(LD)』です。

 

この中の1つにカテゴライズされる方もいらっしゃられる一方で、

複数のカテゴリーの要素を含んだ病態を示される方も少なくはありません。

 

それゆえ『発達障害』は、『広汎性発達障害』とも呼ばれ、

患者様の数だけ多様な病態があるとも言われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 『自閉(スペクトラム)症』とは…?

 

自閉症(DSM-Vより『自閉スペクトラム症』『自閉スペクトラム障害』に名称変更)は、

主に次のような特徴を有しています。

 

・自閉的な孤立

・言われた言葉をオウム返しに繰り返す(反響言語)

・言葉の発達の遅れや歪み

・優れた機械的記憶力

・パターン化した行動を好む(常同行動・こだわり行動)

・いつもと同じがよく、変化するとパニックになる(同一性の保持)

・感覚の過敏性

 

この障害を持つ方は、程度の差はあれ、親御さんに

「うちの子は他の子とは何か違うような気がする…」

といった奇異な感覚を与えることが多く、

1歳児検診・3歳児検診・就学前検診などで、

自閉症であることを医師より伝えられる、というパターンが多くみられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、改定された『DSM-Ⅴ(精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版)』からは、

より包括的に発達障害を診ていこうという観点により、

幼少期の症状を中核とした今までの診断基準から、

どの年齢でも用いることが可能なものへと変更されました。

 

これにより、最も多いとされる“正常に近いグレーゾーンの大人の発達障害”

についての診断がしやすくなった、とも言えるでしょう。