目の健康はこころの健康【品川区心療内科・J戸越銀座クリニック】③

J戸越銀座クリニックは、品川区にあるメンタルクリニックです。
「うつ病」などのこころの病で根本治療を希望される方はご相談下さい。

 

久しぶりに栄養のお話です。

今回は、昨年の12/22にお話させて頂いた②の続きで「眼を酷使する時代に必要な対策」

の具体的な内容についてお話していきましょう。

眼で物を見るしくみ

●外から入った光が“角膜”から“水晶体”を通る。
●“毛様体筋”で水晶体の厚さを調整してピント(焦点)を合わせる。
●屈折された光が眼球の奥にある“網膜”に到達する。
●視神経を通り、“脳(視覚野)”に情報が送られ物が映像化される。

このように、眼では毛様体という筋肉で、水晶体の厚さを調整してピントを合わせています。

近くを見る場合は水晶体を厚くして、遠くを見るときは逆に水晶体を薄くしてピントを

合わせているのです。

眼は紫外線やブルーライトなどの影響から活性酸素の害を受けやすい部分です。

この活性酸素により、カメラでいうとレンズの役割をする「水晶体」のタンパク質が

変性(酸化)して白濁することで“白内障”が起こるといわれています。

また、加齢や活性酸素などの影響によって、毛様体自体の筋力の衰えに加え、

水晶体の弾力性が低下することで、毛様体筋がいくら収縮しても、それに応じて

厚みを増すなどの反応ができなくなってしまいます。これにより、近くにピントが

合わせ難くなることで“老眼”が起こります。

このように、眼にはさまざまな機能低下が起こりやすいリスクがあります。

これを予防していく為には、以下のような栄養対策が必要です。

目が悪くて本の字が見えない女子

●眼の組織強化
眼の細胞を新しく造り替える際に必要な材料が不足すると、眼の組織が弱くなり

様々な病気の原因となります。

眼の組織づくりには、良質タンパク、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンA、

ミネラル(鉄、銅、亜鉛、マグネシウム等)などが必須です。

普段からこれらの栄養素に不足が起こらないよう摂取することで、

眼の組織強化につながります。

●血管の強化・血流の確保
加齢と共に眼の血管で動脈硬化や血流低下が起こると、細胞を新しく造り替える為の

栄養や酸素が運ばれず、眼の細胞が弱くなり、さまざまな障害が起こりやすくなります。

血管強化の為には、良質タンパク、ビタミンB群(特にB6)、ビタミンC、ミネラル

などが必要です。血流の確保には、ビタミンEをおすすめします。ビタミンEは、強力な

抗酸化作用により血液の中の過酸化脂質を作らせないように働き、血液の粘度を下げて

血栓予防にも働きます。

●活性酸素対策
眼は、紫外線による活性酸素の影響が大きく、これが眼の各細胞を変性(酸化)させて

疾患の原因となります。抗酸化成分としては、ビタミンC、ビタミンE、植物ポリフェ

ノール、カロチノイドなどが有名ですが、中でもカロチノイド(ルテイン、アスタキ

サンチン)は、特に眼に必要な抗酸化成分です。

ビタミンAを摂取された上で、カロチノイドを強化すれば、カロチノイドがビタミンA

に変換されずにカロチノイドとして使われますので、是非ビタミンAと共に摂取される

ことをおすすめします。

<生活面での注意>
●なるべく眼の酷使(薄暗い部屋で長時間のテレビ、パソコン、ゲーム、読書など)を避ける。
●紫外線やブルーライトから眼を守る為にサングラスやPCメガネを使用する。
●モニターを見る際には、意識してまばたきを増やす。
●視線が下向きになるようにモニターの角度を調整したり、
文字を大きくするなどの工夫で、眼の開きが少なくなるようにする。
●部屋の乾燥を防ぐ。
●1時間のうち15分は別の作業をするなどして眼を休める。
●蒸しタオルなどで眼を温める。
など生活上の対策を取り入れていただくことをおすすめ致します。

~最後に~
眼の保護には、もちろん上記のような栄養対策も必要ですが、その他の環境整備も

とても大切になります。ブルーライトの影響については今後も注目していくべき

課題だと思いますが、モニターを見過ぎないことや眼を休めることなど、生活面

においても十分に注意していただければと思います。

今回、「眼の健康はこころの健康」というシリーズでお話して参りました。

「目は心の窓」ということわざがありますが、これには、「目はその人の心を映し出す

鏡のようなものだから、目を見ればその人の心のさまが読み取れるものである。」

という意味があります。これは“心の健康”という意味ではありませんが、「眼の健康は

こころの健康」つながることだと思います。

古びた窓枠と植物

皆さまもぜひ、心の健康維持のためにも眼の健康について

対策されてみてはいかがでしょうか?