人間関係・家族問題・職場・学校でお困りのことはありませんか?
当院では薬物療法以外に精神療法の一つとして
それぞれの専門の経験豊富な心理士によるカウンセリング(個人カウンセリング・集団カウンセリング)を行っております。
『心身一如』―――心と身体は一体です。
心が平安に向かうほど体の調子も改善されることが多いものです。
日頃の様々な悩みを話すことで心を軽くしたり、
偏った考え方の傾向性を修正したりすることにより、
本来の自分が取り戻され、
「人生」というあなた自身の航海に力強く旅立って頂けるようなサポートさせて頂きます。
薬だけに頼ることなく、カウンセリングにより
病気になった事があなたのハンディではなく、人生のかけがえのない宝物に代わる
お手伝いをさせて頂ければと思います。
必要に応じて心理検査も行っております。(保険適応)
先ずは、当院の専門医による受診が必要です。(保険適応)
ご相談者の個人情報は、すべて守秘義務によって守られておりますので、
おひとりで悩まず まずは安心してお気軽にご相談下さい。
合は、後日お電話にてのご予約も承っております(再診代表番号:03-3786-7773)
個人カウンセリングについて
認知行動療法、来談者中心療法、家族療法、精神分析的心理療法、
交流分析、ブリーフセラピー、ヒプノセラピー、イメージ療法…等々、
その方に合った心理療法を行っております。
職場の人間関係やセクハラ、パワハラなどの悩み、
学校の人間関係、いじめや不登校などの学校関係の悩み、
夫婦問題やお子さんの問題などの家族の悩みなど、
当院では、様々なお悩みに対応できる経験豊かなカウンセラーが毎日常駐しております。
元気になられました多くの患者様から、
「勇気を出してカウンセリングを受けて良かった!」、
「薬だけで治ると思っている人は、試してみると良いと思う」等々、
たくさんの喜びのお言葉を頂いておりま。
カウンセリングは、リラックスした雰囲気の中で行われます。
ご自身の話をすることに抵抗がある方もいらっしゃられるかもしれませんが、
守秘義務を遵守しており、またご希望に沿った心理療法のご提供も可能ですので、
先ずはお気軽に医師や受付スタッフまでご相談ください。
ご希望があれば、ご家族さまも一緒に同席していただくことも可能です。
料金は、約4000円~7000円(1回につき)となっております。
個人カウンセリングをご希望される患者様へ
個人カウンセリングを受けるまでの流れ
① 医師との診察のご予約(事前)
当院は心療内科(医療機関)のため、個人カウンセリングのみをご希望される患者様であっても、まず は当院の医師との診察を受けて頂くことを皆様にお願いしております。
ご初診の患者様は、ご初診(ご初診専用番号:03-3786-7772)のご予約の際、『ご相談の内容』として、『個人カウンセリングを受けたいと考えている』ということを併せてお伝え下さい。
② 医師との診察(当日)
個人カウンセリングをご希望される患者様は、ご初診の際に担当致します当院の医師に、現在お困りのことやお悩みのことをお話し頂いた上で、『個人カウンセリングを受けたいと考えている』ということをお伝え下さい。
患者様のお悩みに対して最適と思われる当院の心理士を、医師の方からご紹介させて頂きます。
また、患者様の方から、担当心理士のご希望(例:心理士の性別・年齢、得意とする心理技法など)がございます際には、その旨も併せてお伝え下さい。
※なお、既に当院にご通院中の患者様で、個人カウンセリングをご希望されます方は、この「②」からの流れとなります。いつでもお気軽に担当医師にご相談下さい。
③ 初回個人カウンセリングのご予約(②と同日)
当院の医師より心理士のご紹介がありました場合、すぐに受付スタッフにその旨の伝達がありますので、受付にて個人カウンセリングのご予約をお取り頂けます。
該当心理士の予約の空き状況と、患者様のご都合を照らし合わせ、ご予約枠を決定致します。
個人カウンセリングは、「45分枠」・「50分枠」・「90分枠」のご用意があり、お時間枠により金額が異なります。
なお、該当心理士の予約の空き状況に拠りまして、当日個人カウンセリングを受けて頂くことも可能です。
④ 初回(第1回目)個人カウンセリングの実施
「③」で決定致しましたご予約枠(日時・時間枠)で初回の個人カウンセリングを実施致します。
ここで患者様は、担当心理士と一緒に、現在のお困り事の解決に向けての第一歩を踏み出されることになります。
⑤ 次回(第2回目)個人カウンセリングのご予約(④と同日)
個人カウンセリング終了時間が近づきましたら、担当心理士の方から、次回の個人カウンセリングについての具体的な提案がなされます。その内容も併せて、次回のご予約枠を決定して頂くことになります。
患者様のご都合等により、すぐに次回の予約枠が決定できない場合は、後日お電話にてのご予約も承っております(再診代表番号:03-3786-7773)
個人カウンセリング開始までの一連の流れ
集団カウンセリングについて
複数の参加者で実施し、そして、対人交流に徐々に慣れていくことで
“対人ストレスに強くなること”を目的としております。
同じ悩みを持つ仲間たちが集うことで、
「自分一人ではなかった」と気づかされることもあるでしょう。
また、いつの間にか自分を自然と解放できるようになり、
参加するうちに「居場所」や「心の支え」が生まれてきます。
この場所は、きっと皆様に、自信と活力を提供することができると自負しております。
ご参加ご希望の方は、まずは当院の医師にご相談ください。
料金は、約370円~1100円(1回につき)となっています。
隔週(第1・第3)土曜日に開講しています。
集団精神療法(グループセラピィ)とは…?
集団精神療法(グループセラピィ)は、S.フロイトがヨーロッパにおいて個人精神療法の源流となっている精神分析を始めたのとほぼ時を同じくして、アメリカのボストンにおいて内科医プラットによって始められた、学級集団精神療法にその端を発しています。
精神分析が治療可能な神経症を主対象として展開する流れに並行し、グループセラピィは新大陸において、当時の不治の病であった結核治療から始まりました。
それが同じく不治とみなされていた統合失調症の治療に展開し、1970年代には個人心理療法が太刀打ち出来なかったベトナム帰還兵、また個人精神療法家が匙を投げかけた境界例治療群に対して、豊かな展開を果たしてきました。その成果が、個人の精神分析や精神療法に、病理や心理力動に関する新たな分析的理解をもたらし、80年代から20世紀にかけてアメリカを中心にグループセラピィのピークをもたらしました。
つまり、集団精神療法は、患者グループに対する精神療法技術の応用です。
しかし、集団精神療法の意義はそこに留まりません。個人精神療法では、訓練を受けた人(心理士)が患者さんとの専門的な関係を確立し、心理的な抑圧を軽くしたり、適応力のない行動を変容させたりすることで、人格の成長と発達を援助するのが目的であり、そのために言語的、あるいは非言語的な介入をします。
しかしながら、集団精神療法では、患者さん同士の相互作用と、患者さんと治療者(心理士、ファシリテータ)との相互作用の両方が、集団内の各メンバーの不適応行動の変化に効果をもたらしていきます。
言い換えるならば、訓練された治療者による特定の技法と介入の応用に、グループそれ自体が、グループを変化させるために勝るとも劣らない“道具(ツール)”となるのです。
日本集団精神療法学会は、集団精神療法を「集団精神療法とは、3人以上のメンバーが一定の期間、決まった時間・場所に集まり、患者個々の治療的変化を目的として行なわれるフォーマルな集団活動である。集団の心理的相互作用が治療的責任を負った治療者によって組織され、保護され、統制されたものを指し、結果として治療的となるものではなく、当初より治療的となることが意図されて計画され、展開されるのである。従って、自助グループとは、明確に区別されるものである」と定義しています。
グループセラピィ今日の第一人者であるヤーロム氏は、集団精神療法で効果として発揮されるファクターとして次の11項目を挙げています。「希望をもたらすこと」「普遍性」「情報の伝達」「愛他主義」「社会適応技術の発達」「模倣行動」「カタルシス」「初期家族関係の修正的繰り返し」「実存的因子」「グループの凝集性」「対人学習」です。時として人は、社会集団の中で傷つき、苦しみます。しかし、その傷や苦しみを癒すのも、人間の集まりの中、即ち「集団(グループ)」なのです。