全般性不安障害

全般性不安障害

全般性不安障害(generalized anxiety disorder;GAD)は、

様々な出来事や活動に対する、過剰な心配と不安6ヶ月以上続き、

日常生活をおくるのにも困難が生じてしまいます。

 

生活上のストレスが大きく関与していることが多く

問題となっているストレスへの適切な対応が、予後を大きく左右します。

 

何が不安やストレスとなっているのか」が、

患者様ご本人にも、ご家族にも分かりにくくなってしまっていることがあります。

しかし、この病気は決して治りは悪くありません。

焦らず、じっくりと、専門医と一緒に取り組んでいきましょう。

対人恐怖とは?

社会不安障害の人々の主な訴えが、
「相手が誰であれ、多くの人の前で話したり、食事をしたりすることが、緊張して辛い」というのに対し、
対人恐怖の人々の主な訴えは、
「少し知っているけれども深くは知らない」という曖昧な、特に1対1の人間関係に恐怖感を抱くという点が、

この両者の一番の違いであると言えるでしょう。

 

「人と付き合うのが怖い」という心の根底には、
「人に良く思われたい」

といった無意識的な思いが影響しています。

 

その他のSAD

上記の「対人恐怖」の他に、次のような症状も社会不安障害(SAD)の一種と言われています。


これらの症状の特徴を、一つひとつ簡単に述べていきたいと思います。

・スピーチ恐怖:人前で発表やスピーチをすることに対して、緊張や不安を感じたり、息苦しさや震えなど、 身体症状が出   たりしてしまいます。

・視線恐怖:人と目を合わせることが怖く、「見られている感じ」が常にしてしまいます。

・赤面恐怖:実際に赤面をしてしまったり、「赤面するかもしれない」という恐怖や不安を抱いてしまいます。

・外食恐怖:食べている姿を人に見られることに、緊張や不安を感じてしまいます。他にも、緊張のあまり、 食事が喉を通らない、食事の音が気になる、時には、「美味しく食べないといけない」という強迫観念に駆られてしまうことすらあります。

・書痙:結婚式やお葬式の受付や、ホテルのチェックイン時など、人に見られていると文字を書く手が、極度に震えてしまいます。

・振戦恐怖:人に見られていると手が震えてしまい、コーヒーやお茶を出す時などに、緊張や焦りを感じてしまいます。

・腹鳴恐怖:人前でお腹が鳴ることに対して、極度の緊張や不安を感じてしまいます。そのことが気になるあまり、他のことに集中できなくなったり、講演会やコンサート会場に行けなくなってしまったりもします。

・電話恐怖:電話に出ると声が震えてしまいます。他にも、電話のベルが鳴っただけで、不安や緊張を感じてしまったり、電 話中に「周囲に話を聞かれているのではないか」と思い、話に集中できなかったりします。

・排尿恐怖:男性の方特有で、横に人がいると小用ができなかったり、女性の方でも、トイレに人が並んでいると、排尿に対し、極度に焦りを感じたりしてしまいます。

 

上記のような不安(恐怖)は、日常生活に支障をきたす程度にまでなると、

それはご本人にとって、大変つらいことだと言わざるを得ません。

これらの症状は、薬剤や心理療法により治療可能なものであるということを、

皆さんには今一度、知っていて頂きたいと思います。

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Jメンタル五反田駅前クリニックまで、まずはお気軽にお問い合わせください。

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