更年期障害

更年期障害

 

更年期」とは、生殖期から生殖不能期への移行期で、閉経を挟んだ前後各5年の10年間位を指します。

 

すべての更年期女性が「更年期障害」になるわけではありません。
もし、何らかの症状があったとしても、それが軽度であり、日常生活に支障がなければ問題はなく、実際に治療を必要とする(医師より「更年期障害」の診断を受ける)方は、全体の約20%程度です。

 

更年期障害の主な原因は、卵巣機能の低下ですが、
これに加齢に伴う身体的変化、心理的な要因、社会的な環境要因などが複合的に影響することで、諸症状が発症すると言われています。

 

加齢によるホルモンバランスの乱れは、脳の中心的役割を担っている視床下部にも影響を及ぼし、体内リズムの変調の原因となるとともに、心身ともに様々な症状や反応が現れます。
また、心理社会的な面においては、嫁姑の問題、子どもの結婚問題、生活環境(家庭や職場)のストレス、個人の性格(真面目、几帳面、責任感がある等)も、影響を与えていると言われています【下図】

更年期障害の代表的な症状として、
のぼせ・発汗(いわゆる、ホットフラッシュ)などを中心とした自律神経失調症のような症状、抑うつ感や不安感、情緒の不安定やイライラ、意欲の低下といった精神症状、といったものが挙げられます。

病院における治療としては、患者様の症状に合わせて、
ホルモン剤、漢方薬、抗うつ薬、自律神経調整剤、ビタミン剤等を用いた薬物療法のほか、心理的、あるいは、社会的な強いストレスを抱えていらっしゃる方には、
カウンセリングに代表される心理療法が効果的だと言われています。

 

近年では、20~30歳代の女性でも、無理なダイエットや過度のストレスにより、
更年期障害の症状が起こることが知られており、「若年性更年期障害」と呼ばれています。
また、男性にも更年期障害(「男性更年期障害」)があることも知られてきています。

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